2020年12月19日

そうか、そんな生き方もあったのか  3

投稿者 : rfuruya

★ 『そうか、そんな生き方もあったのか?
 は本の題名なのだが、その著者の『仲俊二郎』さんの
 『仲俊二郎読書友の会』というグループをFacebook 内に立ち上げて10日あまりになる。
 
メンバーは、今73名も集まって、予想以上に活発な展開なのである。
 その一部をご紹介すると、
 向笠暁彦さん、バイク仲間では名も通っているので、
 ご存知の方もいらっしゃるかと思うが、
 バイク雑誌の記事なども書かれるとあって、
 その投稿はなかなかオモシロい。
★なかなかの読書家で、大槻幸雄さんの本を読み終わったところだが、
 次に仲俊二郎さんの『ドーバー海峡の朝霧』を読まれるとか。
  
 そんな告知があったのは、12月11日だったのだが、
 12月16日には読み終わられて、
 こんな書評をアップされている。
「ドーバー海峡の朝霧」
本日の帰りの電車、通勤図書館にて無事読了しました。
トンネル工事が主題の作品としては、吉村昭の高熱隧道を読んだことがあります。
黒部ダムに設ける発電所のトンネルを掘る話で、湧き出す温泉やガス、暴風雪に発破、落盤事故に苦しみながら遂に完成に至ります。
この作品が専ら「掘る」ことに主眼を置いているのに対して、
ドーバー海峡の朝霧は「工事の受注に至る駆け引き」がテーマです。
本書を読みながらTVドラマ「ハゲタカ」で描かれた、企業再生のスポンサー選定を巡る入札シーンを思い出しました。
そして、「ドーバー海峡の朝霧」というタイトルと内容の関連性に気づいて読み終えました。
とても苦味の効いた一冊です。
 それで終わるのではなく、更にこんなコメントが続いて、
 著者仲俊二郎さんとこんなやり取りとなっている。
  
★こんな本の著者との『直接のやり取り』が出来るのが
 『ネットの良さ』だと思う。
 いま、このグループは立ち上がったばかりだが、
 管理者になっていると『小西一彦先生』の招待による
 メンバーが70名ばかり参加している。
 ただ、小西先生も私も、そんなにネット関連には強くはないので、
 その辺りがよく解った方に『管理者』になって頂くと、
 このサイトもさらにオモシロい展開になるのではと思っている。
 例えば、私のこの記事を読んで、
 ・『面白そうだから入ってみよう』と思われた方が
 ・『入会する術』があるのかないのか?
 ・どうすれば一般の方の入会が出来るのか?
 ・この会に既に入会されている方がトモダチを招待できないのか
 その辺のところが、さっぱり解らないのである。
 そんなことで、小西先生にはその旨、Facebook のメッセージで
 ご連絡している。
 私が親しくしている登山道夫さんは結構ネットに強いので、
 管理人になって手伝って頂こうと思っている。
★『仲俊二郎』さんは、川崎重工業にかってはお勤めで、
  私は面識はないのだが、今回の件で繋がって、
  私のFacebook の記事にもコメントなど頂いたりしているのである。
   
  間違いなく『才人』である。
 『そうか、そんな人生もあったのか!』は10人の偉人たちの人生を書いているのだが、
 『仲俊二郎』さんの人生こそ
 ホントに『そんな人生もあったのか?』という感じなのである。
 ご本人がこのように語っておられるのである。
40歳の時に急に作家になりたいと思ったことを思い出し・・
実際、4年間、小説学校に通って小説の書き方を勉強した・・
「そうだ、僕は川重を辞める前に、営業のプロジェクトマネジャーとして20世紀最大のプロジェクトを受注し、成功させた。
そのことをフィクションも交えて小説にしてみたい。
ふとそう思って、半年ほどかかって書き上げました。
 ドーバー海峡のトンネル工事のことは、聞いていて知ってはいたが、
 詳しくお聞きするのは初めてのことなのである。
 
これはこのプロジェクトの責任者であった、
仲俊二郎さんご本人のコメントだが、このように書かれている。
『・・・受注時は2割ほどの赤字を覚悟で決めたのですが、
その後詳細設計をするにつれ赤字がどんどん増えて、5割ほどにまで膨張。
社内は「誰がこんな赤字工事を受注したのだ」と、てんやわんや。
関連役員たちは「わしは関係ない」と逃げまわります。
しかし営業の受注契約書の中に或る工夫をしておいたのが功を奏して、
トンネル貫通時には4割ほどの利益が出たという、
川重にとって画期的なプロジェクトでした。
このプロジェクトはエリザベス女王に褒められ、川重の大庭社長がイギリスに招待されてナイトの勲章を授与されました。』
 最後の大庭社長への勲章の授与と、この関連から大庭さんはサッチャーさんと繋がって、
 サッチャーさんは川重にお越しになったし『記念講演』をされたのはよく知っている。
★それにしても、ひょんなことでひょんなことになるものである。
 『そうか、そんな生き方もあったのか?』
 このプロジェクトはどんな方向に進んでいくのだろうか?

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