二輪文化を伝える会
★NPO The Good Times の特別プロジェクトの中に、
『二輪文化を伝える会』http://2rin-tsutaeru.net/ はあります。
地道ではありますが、非常に中身の濃い活動を続けておられます。
『文化の日』にちなんで、ツイッターで、こんな呟きです。
「二輪文化を伝える会」の松島裕さんが、ツイッターで「文化の日」にちなんで、「二輪文化」について、いろいろとつぶやいています。
その中からの紹介です。 言われていること尤もです。
直接的すぎますね。文化はもっとじっくりと育てるものだと思います。
https://twitter.com/2rin_tsutaeru
二輪文化を伝える会 @2rin_tsutaeru
#文化の日 にちなんで、二輪文化を伝える会的「文化」話をつらつらとつぶやいてみました。お付き合いありがとうございました。ということで、「バイクに乗らなくてもバイクが好きな人を増やしたい!」
バイクに乗らないけどバイクが好き、という人を増やしたいですね。きっと乗る人より大多数であろうそういう人たちが力になってくれるはず。そのためにモータースポーツの役割ってとても重要だと思う。老若男女が楽しめるし、子供達の憧れにもなるしね。
野球が好きな人、サッカーが好きな人、ごく最近ならラグビーが好きな人。好きとは言わなくても関心がある人、結構いますよね。でもこの一年のうちにプレーした人ってどのくらいいますかね。やらないけど好きっていう人が大多数じゃないのかな? そういう人たちに支えられてる。
風が吹いたら遅刻して, 雨が降ったらお休みで, 晴れになった経済寄りの発想だとどうしても、免許取ってください、バイク買ってください、乗ってください、ってなりがちですけど、乗る人だけだと本当に超少数派にしかなれない。見るだけでもただ好きなだけでもいいじゃない。バイクに乗らないけどバイクが好きな人。そういう人ならもっともっと増やせるはず。
経済産業省的取り組みや国土交通省的取り組みだけじゃなくて、文部科学省的取り組みをもっとやっていく必要があると思う。文部科学省的活動はこれまで三ない運動に押されてたけど、それを押し返さないと。歴史とか教育とかスポーツとか。スポーツ庁もできたことだし頑張れモータースポーツ!
もちろん経済的に成り立たなければ、継続することさえできなくなり、文化も何もなくなってしまう。実際にメーカーさんも色々取り組んでいますしね。でもやっぱりメーカー任せじゃいけないと思う。自国にオートバイの製造事業者がない国でも、文化として根付いている(ように見える)のは何でだろう。
だから何事もメーカー主導になるのは当たり前といえば当たり前かも。でも、そこは営利企業。経済優先になるのも当たり前。だからなんでもかんでもメーカー任せにしていたら、経済側に偏った、文化的側面の弱い、非常にバランスの悪い状態になってしまう。今の日本はこんな状況では?
日本のオートバイが世界中で認められているのは、戦後の焼け野原の中から、たくさんのオートバイメーカーがしのぎを削り、血の滲むような努力の末に、磨いた技術力とチャレンジ精神で海外に進出し、シェアを広めてきたメーカーさんによるもの。その恩恵は計り知れない。
ヨーロッパの二輪文化・自動車文化は憧れるし、いろいろお手本にしたいけど、成り立ちが決定的に違うので日本独自の二輪文化という考え方が必要だと思う。ヨーロッパと比べて全然違う、だからダメなんだってことでは決してない。
長い時間をかけて様々な要素が積み上がって、ってことで言えば、他所と単純に比較するのはあまり意味がないでしょうね。だって成り立ちが違うから。境遇が似ている場合は参考にはなると思うけど。
最近良く聞く地方創生とか、地方の活性化とかにも同じものを感じるんですよね。補助金助成金などでお金かけても単発で当たればまだマシで、消えてなくなるパターンが多いとか。地元古来の良いもの(それも外部から見て)に目を向けるっていうのはやはり王道でしょう。
ブームは作れても文化は作れない?長い時間かけていろんな要素が積み重なってでき上がっていくものでしょうから、ただお金だけかけてもね。ブームは作れても文化はちょっとやそっとじゃ作れない。