札幌の液状化現象 と 各地の危険度
★今回の北海道地震で、山崩れにもビックリしたが、札幌の清田区の液状化現象も、『これは大変だな』と思った。
札幌には2年程住んだこともあるのだが、清田区は確か会社のすぐ近くだったはずともう一度地図で確認するとこんな立地なのである。
札幌の中心地からはちょっと離れた南の山すそあたりで、昔は清い田んぼがあったので『清田区』だそうである。
最近は災害状況の危険度が解る、こんな地図が発行されていて、札幌もこの地図で見る限り『ピンクの液状化の可能性の高い地区』は他にもいっぱいあるので、今回なぜ清田区の里塚地区あたりに集中したのか、よく解らないのだがこんな記述が出ていた。
かつて谷あいの水田を埋め立てた造成地だった
専門家は「谷を埋めた場所と倒壊エリアが一致する」と指摘した。さらに、家屋の沈下方向は谷底に向かい引きずられる角度で傾いていた。住民たちは「自分たちでは予知できない。そういう情報があれば教えてほしかった」「買うときは知らされなかった。なぜ、ここを住宅地として許可したのか」と疑問をぶつける。
などとあるのだが、札幌の液状化危険地域は清田区だけではないなと思っていたら、東区でも道路が『液状化』で陥没したりしているのである。
★関東も大地震が予測されていたりするのだが、東京都も東の方は『液状化の危険性』いっぱいなのである。
この地図で見る限り、川の近くなどの地中に水分が多く含まれている場所は『液状化の危険性』があるのだろう。
然し、こんな地図を見せられても、いまこの地区に住んでいる方が、現実にどのような対策をすべきなのかは『解らない』だろう。
地震が発生したらすべてが液状化するわけでもないのである。
★私に住んでいるまち、三木市緑が丘町も、埋め立てではないが山を削った造成地であることは間違いない。
三木市のハザードマップを見るとこのようになっている。
茶色く囲まれた地区が高台で右側が崖になっているので『土砂崩れの危険』があるのだろう。
我が家は緑が丘小学校とさくら公園のちょうど真ん中あたりだが、まず大丈夫だと思っている。
少なくとも『液状化現象』などとは無縁だと思っている。
三木の隣町、神戸市は今回の台風では、むしろ海からの『高潮の被害』が大きかったのだが、六甲山系にそったまちなので、
『土砂災害の危険度』はこんなに多いのである、
大雨が降るたびに、『がけ崩れ』を心配しなければならない地区ばかりなのである。
こんなに、自然災害が続くと、安全と思われる三木市に住んでいることは『好運』である。
45年前、今の地を選んだ時には、こんな自然災害のことなど別に何も考えてはいなかったのである。