2011年度活動方針
新たな年、2011年を迎えて、NPO The Good Times の今年に懸ける新たな目標は、『新しい公共』です。
『新しい公共とは、公共サービスを市民自身やNPOが主体となり提供する社会、現象、または考え方。
これまでの公共サービスは、行政が管理的に提供する立場、市民は供給される立場であった。
新しい公共では市民も公共サービスの提供者となること、行政は市民に場を提供し、信頼し、権限を移譲することが求められる。』と言われています。
従来のNPOのイメージとは差別化された 『人を繋ぐシステム』そのものという、ちょっと変わったNPO The Good Timesですが、
1年半を経過して何とかその形が見えてきました。
★このNPOを立ち上ようと決心したのは、三木市の主宰した『夢塾』のNPOの講習会の講義を聞いている、その教室の中でした。
●従来の小学校の数より多いと言われる日本のNPOと差別化した、
全国に、世界に展開できるものが出来るか?
●かって20年以上も前に、カワサキのバイクのユーザー55000人を繋いだ、
『ユーザークラブKAZE』のコンセプト、その『ソフト、ノウハウ』が使えるか?
●ほとんどのNPOが頼る行政や、企業からの寄付、援助を
一切受けずに展開できるか?
●いろんなことで繋がっている三木の人たちとも
一緒にやれるか?
これらの条件を、その場で考えて2,3先生に質問したのですが、
その答えから『これは出来る』と判断して、その場で設立を決めました。
ネーミングは、
Kawasaki が世界に展開するコンセプト 『The Good Times 』
一昨年の1月末でした。最短期間で6月に設立し、ちょうど1年半が経ちました。
★現在、『全国50グループ、個人会員1000人の規模』
これは、ちょうど20年前、カワサキのユーザ-クラブKAZEをスタートしようとした時点とよく似ています。
その時点がちょうど1000人でした。
KAZE はその後、55000人の規模になり現在も、4メーカーの中でただ一つ存続しています。
これは、我が家に送られてきたKAZEの機関誌最新号です。
私は今でもKAZEの現役会員です。
そのころのソフト会社 『株、ケイスポーツシステム』を担当したソフト、ノウハウを持った仲間たちが、このNPOに集まっています。
この会員カードを創ってくれたのは、この機関誌をつくっている、もう50年も付き合っている仲間です。
KAZEは、1000人が2年も経たぬうちに55000人になりました。
The Good Timesも、10人でスタートしましたが、1年半で1000人になりました。
KAZEはカワサキ限定ですが、このNPOは世界全方位でOKです。
1万人も10万人も100万人も可能なのです。
★『NPO法人The Good Times 』は
インターネットをベースにしたシステムそのものです。
NPO自体は何もしません。会員の募集も、その活動も会員さん次第です。
来年1万人はそんなに難しい目標ではないのかも知れません。
別に数は目標ではないのですが、数は力であることは間違いありません。
NPO The Good Times の公式ツイッターのフォロワーは11万人(2011年2月には約13万人)になりました。
フォロー数は、全国5位というこんなデ―ターもあります。
●単なる計算ですが
1万人集めると、1000円*10000=1000万円です。
使っているものは原則ネットばかりですから全て無料、NPOの経費は1カ月5000円しか掛りませんので、若し1000万円も集まると、殆ど余ってしまいます。
粗っぽく言えば、『殆ど集めてくれた人に活動費としてに戻そう』という、行政のように活動費の援助が出来るNPOなのです。
『新しい公共』が目指せる所以です。
★『ボランタリー活動プラザみき』や『e-音楽@みき』などと一緒に具体的な活動展開を企図しています。
『市民が主役』『市民目線』『NPOとの協働』などと三木市も言っておられます。
カワサキの仲間たちも、年初から『カワサキの想い出、そして未来』 という計画を発表しますし、
関東地区でも具体的な動きがあります。
国会議員も、県会議員も、市会議員もメンバーにおられます。
NPO The Good Times の仕組みは『新しい公共』に十分耐えうるシステムに仕上がっています。
夢みたいな話ですが、可能性は十分なのです。
そんな夢みたいなことを思っている、今年の新春です。
NPO法人 The Good Times
代表 古谷錬太郎